ワープロ_だいあり (建設中...)

皆で遠くまで行きたい私が、ポジティブ・建設的・たまにほっこり、をテーマにのんびりやっていきます

憧れ・自尊心の基盤

[まとめ]

他者と自分とを健全で前向きに比較できるのは、基本的に元気な時だけ。一度失ってから、自分の心身を支えてくれる周囲の環境 (親とか友人とか) の大切さに気づきました、という月並みな話。

 

 

今日、小島監督の本 「創作する遺伝子ー僕が愛したMEMEたちー」を読んでいて、自分も彼のようにもっと深い読書体験をしたい・・・と素直に思った。その後少ししてふと、よくもまあ監督と自分の読書体験の密度差に愕然とし、落ち込まなかったものだと驚いた。

創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)

創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)

  • 作者:小島 秀夫
  • 発売日: 2019/10/27
  • メディア: 文庫
 

恐らく、素直に憧れを抱けたのは心身共に元気だからでは、と考えている。というのも、かくいう私も最近まで病み気味だったので (概ね世界中で猛威を振るうコロナウイルスの影響で、ということにしておきます・・!)、その当時とのコントラストで今どれだけ健康か、自覚できているのだ。

 

健康な状態が秘める力がどれだけ凄いかについては、何年か前の自分の日記を読み返してみたり、起業する・ロボットコンテストで世界大会を目指す!、と張り切っている高校生達をテレビで見たりした時にも強く実感する。日記の中の自分は、最近の自分より遥かに前向きで、今出来ていない良い習慣をいくつもこなしていたし (早く追いつきたい・・!笑)、高校生達からは、良い意味で怖いもの知らずな姿勢がヒシヒシと伝わってきた。

 

当時の自分も、テレビの中の高校生も、親に、周囲の人達に、「当たり前」というものに、力強く、でも気づかないほどそっと、支えられていたのだと思う。逆境の中でもなお、前向きな姿勢で現状を打ち破っていく人も、勿論ある。だが多くの人はそうではないし、タフな人であっても、渦中の間にはとても辛い経験をする (した) だろう。まあ結局、人生は最後の瞬間に、幸せだったと言えれば、それで良いと思うけれど。